首の痛みからくる腕の痺れ(斜角筋症候群)について!
こんにちは。
鍼灸院まごのて堂 東大和院
院長の高梨 桂資です。
本日は首の痛み斜角筋症候群について説明していきたいと思います。
斜角筋(しゃかくきん)とは、首の左右それぞれの前外側に付く3つの筋肉で、前から前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋と呼ばれます。そのうち前斜角筋と中斜角筋は頸椎から1番目の肋骨に付き、左右どちらか一方がはたらくと首を同じ側に倒したり(側屈)、顔を反対側に向けたり(回旋)します。左右両方が同時にはたらくと首を前に曲げます。
前斜角筋、中斜角筋の間に腕神経叢が存在します。
では斜角筋症候群とは何か?
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腕や手指に繋がる血管や神経が胸郭を出た所(鎖骨周辺)で、圧迫されて起こる神経や血管の障害を『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』といいます。『斜角筋(しゃかくきん)症候群』は、胸郭出口症候群の一種で、前斜角筋か中斜角筋、もしくはその両方が過緊張したことにより、その間(斜角筋隙:しゃかくきんげき)を通る神経や血管が圧迫されて起こります。
症状のはじめは肩こりや首の痛みくらいですが、徐々に首を動かせる範囲が減少したり、指先や手のしびれ、だるさ、冷えが出てきたりします。
斜角筋症候群や胸郭出口症候群などの症状が出ている方は一度、病院に行き問題なければ筋肉からきている方もたくさんいますのでその時は鍼灸院まごのて堂までご連絡ください。