当院の症例集 その18 30代女性 椎間板ヘルニアと診断された【腰痛症】症例②
こんにちは。
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
5月も入りゴールデンウィークがやってきました!!
皆様の旅行やお出かけのお話を聞かせて頂き僕もたくさん色んなところに行ってみたいと思うところが沢山あり毎日情報収集しております(^^)
旅行やお出かけのお話をお聞きください!
本日は【腰痛症】についてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
③患者様情報
30代 女性
昔から腰痛を持っていて騙し騙し過ごす毎日、趣味のゴルフで何度かぎっくり腰を経験しており、30代になり腰の痛み、痺れの症状が強くでてしまった。
整形外科では【腰痛椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)】診断。(レントゲン検査、MRI検査)
手術も勧められたが本人が治療をしてダメだった場合は手術を考えている。
整形外科ではリハビリ、マッサージや飲み薬を処方されたが改善が少なく近所のカイロプラクティック治療を受けた。
いずれも腰の痛みが改善する事なく色々な治療を試され、最終的に当院を選択。
評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)
・所見(触診、検査、評価)
〜痛みの特徴〜
・椅子に座っている姿勢から立ち上がる動作で痛む。
・朝の顔を洗う際の前屈みで腰が痛む。
・足の裏に(ジワ〜)とした痺れがある。
〜触診〜
・腰骨のすぐ横を圧迫すると腰痛の時と同じ痛みがでる。(右の図の赤色の領域)
・さらにそこから下の部分を圧迫すると痺れの再現もでる。
〜エコー観察、評価、治療〜
・腰の痛みの部分を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された。
・かなりの筋膜の癒着があるため痺れもでたと考えらる。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認されたのは腰骨の横にある【多裂筋(たれつきん)】という筋肉で、腰を前屈みに動かすのにとても重要な筋肉です。
総合的評価から【多裂筋(たれつきん)】の中の筋膜の癒着に起因する肩の痛みと評価。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【多裂筋】の筋膜の癒着に鍼治療を行った。
〜治療経過〜
・最初は痛み痺れがあったため週1回のペースで5回の鍼治療、マッサージ治療を行った。
・痛み、痺れが軽減(ご来院時の痛みが10→2の痛み 10→5の痺れ)したので治療の間隔を少しあけて10日に1回の治療に変更。
・2週間に1回で4.5回の治療後、腰の痛み痺れはほとんどなくなり改善を感じる。(ご来院時の痛み10→1 痺れ10→0.1)まで軽減。
・現在は痛み痺れがなくなり、ご卒業し腰に違和感がでてくる前にメンテナンスを呼びかけております。
〜総括〜
・長年にわたって腰痛を感じており、強い筋膜の癒着により多くの痛みや痺れ症状がでてしまったが筋膜の癒着を鍼治療でしっかりと剥がす事によって痛み、痺れが取れた。
・家でもできるストレッチやテニスボールで症状があった腰回りのマッサージをしてもらい再発防止を促した。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。