当院の症例集 その13 60代女性 ばね指と診断され、指の痛みで半年間悩まれた】
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
先日は従兄弟の卒業式があり、参加は出来ませんでしたが写真をみて成長を感じさせて頂きました(^^)
すぐに4月に入り中学校の入学式も控えておりますのでそれも楽しみです!
本日は指の痛みについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
患者様情報
60代 女性
・指の痛みで整形外科に行きばね指と診断されて電気治療やリハビリ、マッサージに励んだがなかなか良くならず整体や整骨院に行くも改善がみられず、ネットで調べ鍼治療もある事を知り当院にご来院された。
【評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)】
・所見(触診、検査、評価)
~痛みの特徴~
・指を曲げ伸ばしすると痛みが強く出る。
・ばね指で人差し指が曲げづらく曲げるときにガクッと外れるようになる。
~触診~
・人差し指の輪状靱帯、DIP関節(第1関節:指先に一番近い関節)の部分を圧迫すると普段でる指の痛みと同じ痛みがでた。
~エコー観察、評価、治療~
・人差し指の輪状靱帯、DIP関節(第1関節:指先に一番近い関節)を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると靭帯の筋膜の部分に癒着(ゆちゃく)が確認された。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された人差し指の輪状靱帯、DIP関節(第1関節:指先に一番近い関節)が痛みの原因と判断。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、人差し指の輪状靱帯、DIP関節(第1関節:指先に一番近い関節)靱帯の筋膜の癒着してるところを鍼治療を行った。
~治療経過~
・1回目の治療でDIP関節の輪状靱帯、腱鞘の治療をして多少、指の可動域が増えた。
・3回目の治療の時にはだいぶ痛みもとれ可動域も増えた。
・5回目の治療後にはほとんど痛みがとれて日常生活、お仕事でのての作業で問題なく出来た。
~総括~
・整形外科に行きばね指と診断されて指の何処が痛かったのか分からなく、細く症状を診ていくと指の輪状靱帯、DIP関節(第1関節:指先に一番近い関節)に痛みが存在し今回はその部分を鍼治療やマッサージをすることにより可動域が増して痛みが下がった。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。