当院の症例集 その11 50代男性 お尻の痛みからくる足の痺れについて！
こんにちは。
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
3月に入り暖かくなってきたと思ったら昨日の夜から雪が降っており朝、心配でしたが問題なく出勤できました。
やはり今年は異常気象ですね！！
気温、気圧と皆様、悩まされている方も多いと思いますのでお身体の方、ご自愛ください。
本日はお尻の痛み、足の痺れについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
患者様情報
50代 男性
・歩くとお尻に痛みがあり、座っていると楽である。
・ずっと立ちっぱなしで足の方にも痺れが出てくる。
・足の痺れでヘルニアかと思い整形外科に来院したがヘルニアではなく筋肉からきているものだと言われマッサージ、電気で治療したが中々、改善がみられないので鍼灸治療を勧められて当院にご来院した。
【評価（動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク）】
・所見（触診、検査、評価）
～痛みの特徴～
・仕事中、ずっと立ちっぱなしで痛みがでる。
・お尻の痛みから足にかけて痺れがでる。
・お風呂に入って温めるとお尻の痛みが楽になった。
～触診～
・お尻の横の部分を圧迫すると普段でるお尻と同じ痛みがでた。
※また同様の場所を圧迫すると足の方にも同じ痺れがでた。
～エコー観察、評価、治療～
・お尻の横【中殿筋】を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると筋膜の部分に癒着（ゆちゃく）が確認された。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着（ゆちゃく）が確認された【中殿筋】という筋肉が痛みの原因と判断。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【中殿筋】の筋膜の癒着してるところを鍼治療を行った。
～治療経過～
・最初はお尻の痛み、足の痺れが強かったので週1回の治療を4回した際に（ご来院時の痛みが10→5の痛み ）痛みが落ちた。
・その後2週間に1回の治療に変更し、3回治療行った。（ご来院時の痛みが10→0、1の痛み ）
お尻の痛み、足の痺れがほとんどでなくなり今では予防で月1回の治療をしている。
～総括～
・お尻の痛みは仕事でずっと立ちっぱなしからくるもので筋膜の癒着が強くなりお尻の痛み、足の痺れがでていたと考えられる。
・また足の痺れやお尻の痛みがでないように家でもできるマッサージ、ストレッチで痛みの再発防止を促した。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。
