当院の症例集 その6 60代 男性 広範囲の腰の痛み
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
冬の寒さも落ち着きだんだんと暖かくなってきましたね(^^)
これから花粉の季節になり辛くなる人も多いるのではないでしょうか??
僕は今年も花粉対策を徹底させて頂きます。
本日は腰の広範囲の痛みについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
患者様情報
60代 男性
昔から腰に痛みを感じており、慢性腰痛の緩和目的でマッサージや鍼治療などを定期的に受けている。
当院のブログを見て類似している症例を発見し、来院を決める。
評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)
・所見(触診、検査、評価)
〜痛みの特徴〜
・前屈みや後屈した際に腰の部分に痛みや違和感がある。
・座ってるところから立ち上がる際に痛みがある。
・朝の起き上がる動作でも痛みもある。
〜触診〜
・腰骨から外にかけてかなり広範囲で硬さがある。
・腰椎の1番から仙骨近くまで痛みがある。
〜エコー観察、評価、治療〜
・腰の全体を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると筋膜の部分に癒着(ゆちゃく)が確認された。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された多裂筋、最長筋、長肋筋、腰方形筋という筋肉が痛みの原因と判断。
総合的評価から特に腰方形筋の筋膜の癒着に起因する腰の痛みと評価。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【多裂筋、最長筋、長肋筋、腰方形筋】の筋膜の癒着に鍼治療を行った。
〜治療経過〜
・ここ5回の治療で朝起き上がる際の痛みや 動かしての痛みはほとんどなくなりました。(ご来院時の痛みが10→5の痛み )
・その後の5回治療後は残った痛みもほとんど取れてきております。
・慢性腰椎で長年困ってた腰痛ですので今でも油断せずに治療を行っております。
〜総括〜
・慢性腰痛でさらには広範囲の筋肉の癒着が確認された為に痛みがでた考えられる。
・長年の痛みだがしっかりと癒着を剥がしてあげる事で痛みや硬さが取れていった。
・現在も治療中だが痛みも落ちてきておりこれからは治療以外にも家でできるストレッチやボールを使ったマッサージで痛みの抑制を促した。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。