東大和・武蔵村山・東村山 | エコーを用いた肩こり、腰痛、神経痛など痛み・しびれの鍼治療

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当院の症例集 その2 40代女性 長年悩まされた首、肩こりの症例

鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。

早い事で一月も中旬に入り各地ではどんどん寒くなっていますが今年はなんと全国各地で雪不足!?という事で、スノボーが大好きな患者さまが教えてくれました。

雪が少ないとの事でケガなども多くなっていますので皆さまもケガにはお気をつけ下さい(^^)

本日は首、肩こりの症状ついてブログに症例集としてアップさせて頂きました。

ご興味のある方は是非ご覧ください。

患者様情報

40代 女性

長時間のデスクワークや家事などで長年にわたって張り詰めた生活を送っていた為、首、肩こりを発症、自覚。

整形外科や整骨院やカイロプラティックなどで長年にわたって治療をしていましたがなかなか改善されず、近くの鍼灸整骨院で鍼も少し打ってもらいましたが多少改善されたが日を空けるとまた症状が再発。

職場の方のご紹介で当院にご来院されました。

④評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)

・所見(触診、検査、評価)

〜痛みの特徴〜

・お仕事の長時間のデスクワークで痛む。

・首、肩こりがあると頭痛や眼精疲労も一緒にでる。

・夕方から夜につれて症状が強くでる。

・お風呂で浸かって温めると症状が軽減する。

〜触診〜

・首から肩にかけて硬結(こうけつ)が多い。

・長時間のデスクワーク中に出る痛みが首の横の方を圧迫したら再現、軽減した。(右の図の赤色の領域)

〜エコー観察、評価、治療〜

・首、肩の痛みの部分を圧迫した際に痛みが再現するところが多かったので超音波エコーで観察すると筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された。

【超音波エコー画像の赤丸の部分】

・痛みの再現する筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認されたのは首の横にある【肩甲挙筋】(けんこうきょきん)という筋肉で、首から肩にかけてつながっている筋肉でデスクワークの際に痛めやすい筋肉の一つです。

・総合的評価から【肩甲挙筋】の首から肩にかけての筋膜の癒着に起因する首、肩の痛みと評価。

・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【肩甲挙筋】の筋膜の癒着に鍼治療を行った。

〜治療経過〜

・首、肩こりが最初の方は強かったので週1回のペースで6回鍼治療を行った。

・6回治療して首、肩こりの症状が軽減、デスクワーク中に少し気になるのが残っている。(ご来院時の痛みが10→2.3の痛み)

症状はだいぶ落ち着いたので2週間に1回の治療に変更。

・2週間に1回の治療を3回して治療後は首、肩の痛みがほとんどなくなりデスクワーク時もほとんど気にならなくなった。(ご来院時の痛み10→0、1)

・現在は首、肩こりもほとんどなくなり、再発防止のためメンテナンスで2ヶ月1回の治療に変更。

〜総括〜

・長時間のデスクワークで首、肩こりがでていて鍼やマッサージをされたが【肩甲挙筋】の深いところの癒着まで治療されず痛みが残ってしまってた。

・2か月1回メンテナンスと長時間デスクワークが多いので首枕をご紹介し再発防止を促した。

※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。

ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。

コンテンツ作成・責任:高梨 桂資
高梨 桂資
まごのて堂東大和院院長。鍼灸師と柔道整復師のダブル国家資格所有。超音波エコーを使った観察、施術を得意とします。生まれ育った東大和で痛みの治療に全力を尽くしております。⇒自己紹介へ