東大和・武蔵村山・東村山 | エコーを用いた肩こり、腰痛、神経痛など痛み・しびれの鍼治療

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当院の症例集 その1 半年間治らなかった肩の痛みの症例

鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。

年が明けて東大和市でも初雪が降り、だんだんと冬らしく寒くなってきましたが本日も小学生は元気よく登校していました(^^)

本日は肩の痛みについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。

ご興味のある方は是非ご覧ください。

患者様情報

50代 女性

普段、荷物など持つ際に肩に違和感があったがある日、買い物の時に重い荷物を持ち上げた際に肩に激痛が走った。

肩を上げる動作や腕を横に持っていく動作でも痛みがでる。

整形外科では【五十肩】と診断され痛み止めやリハビリをしたが半年たっても肩の痛みがなかなか改善がないため鍼治療も取り入れるため当院にご来院。

評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)

・所見(触診、検査、評価)

〜痛みの特徴〜

・腕を上げる動作で痛む。

・じっとしている際にも肩が疼くような感じがする。

・物を取る動作で肩に激痛が走る時がある。

・お風呂など温めると症状が軽減する。

・寝る際に横向きで痛い方の肩が下にあると痛くて寝れない。

〜触診〜

・肩の横の部分を圧迫すると、肩の痛みと同じ症状が再現した。(右の図の赤色の領域)

・肩の痛みがあるところ圧迫しながら腕を上げる時に痛みが軽減した。

〜エコー観察、評価、治療〜

・肩の痛みの部分を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された。

【超音波エコー画像の赤丸の部分】

・痛みの再現する筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認されたのは肩の横にある【三角筋】という筋肉で、肩を動かすのにとても重要な筋肉です。

総合的評価から【三角筋】の中の筋膜の癒着に起因する肩の痛みと評価。

・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【三角筋】の筋膜の癒着に鍼治療を行った。

〜治療経過〜

・週1回のペースで5回鍼治療を行った。

・症状が軽減(ご来院時の痛みが10→2の痛み)したので治療の間隔を少しあけて2週間に1回の治療に変更。

・2週間に1回ので2回の治療後、肩の痛みはほとんどなくなり改善を感じる。(ご来院時の痛み10→0、1)まで軽減。

・現在は痛みがなくなり、再発防止のためメンテナンスで月1回の治療に変更。

〜総括〜

・肩の痛みに対して痛み止めやリハビリなどをしたが根本的な肩の痛みを治す施術をされていないため肩の痛みが続いたと考えられる。

・五十肩と診断されたのですが、近年では炎症の有無を超音波エコーで判断する事ができ、当院で観察したところ炎症所見は見られず、筋肉(筋肉の癒着)が原因で痛みがでている可能性が高いことから患者様と相談を重ね治療させていただく方針となった。

・月1回メンテナンス鍼治療と家でもできるストレッチなどをお伝えし再発防止を促した。

※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。

ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。

コンテンツ作成・責任:高梨 桂資
高梨 桂資
まごのて堂東大和院院長。鍼灸師と柔道整復師のダブル国家資格所有。超音波エコーを使った観察、施術を得意とします。生まれ育った東大和で痛みの治療に全力を尽くしております。⇒自己紹介へ