当院の症例集 その20 40代男性 【お尻の痛みが強く、足の痺れまででてしまいお困りの患者様】
こんにちは。
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
もう気づけば5月が終わりに近づいております。。
今年はなぜか梅雨が遅い可能性があり気圧、気温の変化が活発でお困りの方も多いのではないでしょうか?
お身体のケアも忘れないようにしましょう(^^)
本日はお尻の痛み、足の痺れについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
患者様情報
40代 男性
・お仕事が肉体労働もあり下半身を酷使する事も多く、常に身体が痛い感じがあったが重たい荷物を運んでる最中に急にお尻に激痛がはしった。
整形外科に行き腰椎ヘルニアと診断され痛め止めをもらったが本人は納得いかず、腰よりお尻に痛みがあるので症状を調べたところ当院が引っかかり、ご来院された。
【評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)】
・所見(触診、検査、評価)
~痛みの特徴~
・歩いてもお尻の痛みがでて関連して足の痺れもでる。
・体重を患側の方にかけると痛み、痺れがでる。
・常日頃からお尻にズーンと重い痛みがある。
~触診~
・お尻の横に存在する【中殿筋】部分を圧迫すると普段でるお尻の痛みと同じ痛みがでた。
~エコー観察、評価、治療~
・お尻の【中殿筋】を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると靭帯の筋膜の部分に癒着(ゆちゃく)が確認された。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された、お尻【中殿筋】が痛みの原因と判断。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、お尻【中殿筋】の筋膜の癒着してるところを鍼治療を行った。
~治療経過~
・3回目の治療でお尻のズーンとした痛みは取れたがまだ根本の痛みがある。
・5回目の治療の時にはだいぶお尻の痛みもとれ仕事をしてても問題ない。(来院時の痛みが10→2.3 痺れ10→0)
・8回目の治療後にはほとんど痛みがとれて日常生活含め動作にも問題ない。(来院時の痛みが10→0.1)
~総括~
・患者様は日頃からお仕事でお尻を酷使する事が多くそこに重たい荷物を持つことによりお尻の部分に負担がかかり筋膜の癒着ができたと考えられる。
今回はお尻の中殿筋という筋肉の癒着を剥がすことにより痛み痺れが改善された。
今ではメンテナンスで月1回の鍼治療と家でもできるストレッチ、マッサージのやり方を教えて痛みの予防を促した。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。