当院の症例集 その13 30代男性 【普段から腰の痛みがあり、急にでたギックリ腰】
当院の症例集 その13 30代男性
【普段から腰の痛みがあり、急にでたギックリ腰】
鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。
もう気づけば4月に入り今年は例年に比べると桜が遅咲きと言うことで近くにある公園に行き桜を見てきましたが、まだ五分咲きと満開ではありませんでしたがちょうど小学生、中学生の入学式ごろに満開になるんじゃあないかと楽しみにしております(^^)
本日は腰の痛みについてブログに症例集としてアップさせて頂きました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
患者様情報
30代 男性
・力仕事で普段から重い物を持ち上げる動作が多く昔からの腰痛に悩んでたいたがある日、仕事中に重たい荷物を持って運ぼうとしたら腰が「ビキっと!!」なり歩けなくなった。
整形外科に行きギックリ腰と診断され痛め止めをもらったが本人の意思で早く治したいとの事で当院にご来院された。
【評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)】
・所見(触診、検査、評価)
~痛みの特徴~
・最初の方は腰を曲げたり歩こうとしても痛みがでた。
・特に前屈みで顔を洗ったり靴下を履く際に痛みがでた。
・常日頃から腰がズーンと重い痛みがある。
~触診~
・腰の脊柱起立筋【多裂筋】の部分を圧迫すると普段でる腰の痛みと同じ痛みがでた。
~エコー観察、評価、治療~
・腰の脊柱起立筋【多裂筋】を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると靭帯の筋膜の部分に癒着(ゆちゃく)が確認された。
・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された、腰の脊柱起立筋【多裂筋】が痛みの原因と判断。
・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、腰の脊柱起立筋【多裂筋】の筋膜の癒着してるところを鍼治療を行った。
~治療経過~
・1回目の治療で腰の違和感は取れたがまだ痛みがある。
・3回目の治療の時にはだいぶ腰の痛みもとれ前屈みも苦ではなくなった。(来院時の痛みが10→2.3)
・6回目の治療後にはほとんど痛みがとれて日常生活、お仕事でのての作業で問題なく出来た。(来院時の痛みが10→1)
~総括~
・患者様は日頃からお仕事で腰の曲げ伸ばしが多くそこに重たい荷物を持つことにより腰の部分に負担がかかり筋膜の癒着ができたと考えられる。
今回は腰の多裂筋という筋肉の癒着を剥がすことにより痛みが改善された。
今ではメンテナンスで月1回の鍼治療と家でもできるストレッチ、マッサージのやり方を教えて痛みの予防を促した。
※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。