東大和・武蔵村山・東村山 | エコーを用いた肩こり、腰痛、神経痛など痛み・しびれの鍼治療

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当院の症例集 その4高校サッカーで多い足の痛み【シンスプリット】

鍼灸院まごのて堂 東大和院 院長の高梨です。

1月8日に高校サッカー決勝が行われ青森山田が優勝しましたね!

いつ見ても高校サッカーはドラマがあり感動を与えてくれます。

来年はどこが優勝するかこれから楽しみですね(^^)

今回はそんな高校サッカーの選手達を悩ましている【シンスプリット】についてブログに症例集としてアップさせて頂きました。

ご興味のある方は是非ご覧ください。

③患者様情報

10代 男性

子供の頃からサッカーをやっていて走り込みやハードな練習が日々行われていてある日、突然足の内側に痛みが走った。

今まではハードな練習をしていてもこのような足の痛みはでなかったが今は歩いたり足の内側を圧迫するだけでも痛みがでる。

整形外科に受診したところシンスプリットと診断された。

ハードな練習、走り込みなど足に負担がかかってしまって発症したと考えられる。

治療はマッサージや湿布、特に最初の方は安静にと言われしばらく部活を休んだ。

そこで痛みはだいぶ落ち着き部活を再開してある程度の動きができるようになったが試合や走り込みする際は少し違和感、痛みがある。

そこで根本的な治療をするために当院にご来院された。

評価(動作痛、エコー画像、解剖学図にマーク)

・所見(触診、検査、評価)

〜痛みの特徴〜

・走ったりすると痛みが下腿(かたい)にでる。

・下腿の内側を圧迫すると再現の痛みがでる。

・安静にしてる分には痛みはでない。

〜触診〜

・下腿の内側分脛骨の横付近を圧迫すると痛みがでる。

・大腿骨や足の部分に痛みはなし。

〜エコー観察、評価、治療〜

・下腿内側(下部)部分を圧迫した際に痛みが再現するところを超音波エコーで観察すると筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認された。

【超音波エコー画像の赤丸の部分】

・痛みの再現を起こす筋膜の癒着(ゆちゃく)が確認されたの下腿の内側の下にある【後脛骨筋(こうけいこつきん)】という筋肉が痛みの原因と判断。

総合的評価から【後脛骨筋(こうけいこつきん)】の中の筋膜の癒着に起因する足の痛みと評価。

・超音波エコー観察を行いながら痛みの原因と考えられる、【後脛骨筋】の筋膜の癒着に鍼治療を行った。

〜治療経過〜

・最初は痛みがあったので週1回の治療を3回行った。

・痛みは軽減(ご来院時の痛みが10→1.2の痛み )したので治療の間隔を少しあけて10日〜14日に1回の治療に変更。

・2週間に1回で2回の治療後、足の痛みはほとんどなくなり改善を感じる。(ご来院時の痛み10→0)まで軽減。

現在は試合や走り込みをしても痛みや痺れが出てくることはなくなり、一時卒業という形になる。

〜総括〜

・高校生で激しい運動をする際にどうしても負担がかかりやすい足はシンスプリット症になりやすく軽い症状だと安静にしたあとだと問題なく走れる方もいれば、今回のような痛みがでてしまう方もいる。

・家でもできるストレッチやテニスボールで症状があった足の内側をマッサージ、してもらい再発防止を促した。

※上記内容は皆様にお伝えしやすくする為、簡易的に説明させて頂いている箇所もございます。

ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。

コンテンツ作成・責任:高梨 桂資
高梨 桂資
まごのて堂東大和院院長。鍼灸師と柔道整復師のダブル国家資格所有。超音波エコーを使った観察、施術を得意とします。生まれ育った東大和で痛みの治療に全力を尽くしております。⇒自己紹介へ